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むし歯治療
むし歯とは?
むし歯とは、プラーク(歯垢)中の細菌が作りだす酸によって歯が溶けていく病気です。
実は、風邪やインフルエンザと同じように、細菌が原因で引き起こされる“病気”なのです。
むし歯になったまま放っておくと、むし歯はどんどん進行して、最悪の場合、抜歯しなくてはならなくなってしまいます。
むし歯の状態
【C1】
エナメル質に「点」ほどの穴が発生した状態で、初期のむし歯で痛みは感じません。自覚症状が無いので、定期健診を受けていないと気付きにくい症状です。
【C2】
象牙質まで進行したむし歯で、冷たいものや熱いものがしみるという症状が出てきます。
【C3】
神経まで達したむし歯で、ズキズキとくる痛みが出てきます。
【C4】
根だけが残っている状態で、歯の根の先にウミがたまることがあります。ここまでくると、最悪の場合抜歯になることがあります。
むし歯になりやすい場所
歯は全部で28本(親知らずを含めると32本)ありますが、その中でもむし歯になりやすい場所とそうでない場所とがあります。
言い換えると、むし歯になりやすい場所は原因となるプラーク(歯垢)が残りやすい場所と言えますので、次のような場所は特に注意してみがきましょう。
・奥歯の噛み合わせ
・歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境目
・歯と歯が重なったところ
・歯の根の部分
・差し歯の継ぎ目
・詰めたものの周り
・被せたものの周り
むし歯の処置
むし歯を処置するには、むし歯の部分を取り除くために歯を削ります。その後の治療は進行具合によって違いますが、基本的にはこの削った部分にレジンやセメントを詰め、人工的に回復します。
痛みのない軽いむし歯なら、1~2回程度の通院で済みますが、穴が開き、ズキズキと痛むようなむし歯ですと、3~5回、場合によっては数ヶ月の通院をしないといけません。
神経の処置
「神経の処置」「神経を取る」と言われた経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、不思議に思ったことはありませんか?
背骨の内部に脊髄があるように、歯の中心部にも歯髄(しずい)と呼ばれる細かい血管や神経が入り込んでいる場所があります。
歯がズキズキと痛み出した時は、歯の中の歯髄(しずい)が炎症を起こしている可能性が高いです。むし歯の進行で言うと、C3以上の状態になるとこのような状態になってきます。
この場合の治療は、むし歯の進行によって歯髄(しずい)が露出してしまう場合があります。こうなると、やむを得ず神経を取って治療を進めなくて歯ならない場合があります。
できるだけ、ひどくならないうちに受診すること、そもそも悪くならないように定期的な健診を受けることをオススメします。