ORTHODINTICS
お子さんの矯正治療
小児矯正治療
(お子さんの矯正治療)について
お子さんの矯正治療について、詳しくお話します。
疑問や気になることは、矯正治療のよくあるご質問もご覧になってみてください。
いつから始めたら良いですか?
小児矯正のご相談で一番多く寄せられる質問です。
結論から言うと、歯並びの治療はいつでもできます。むしろ、大切なことは「本人がやりたいと思う」ことです。
私も父親ですから、親御さんのお子さんを思う気持ちはよく分かります。しかしながら、長期間に渡って継続していく治療なので、お子さん自身の「治したい」と思う気持ちが一番大切です。無理矢理やらせても良いことはひとつもありません。
ですから、治療を始める上では『お子さん自身の気持ち』を大切に考えてください。
そうは言っても、これではあまりに抽象的過ぎるので、歯科医師として客観的に考える最適な時期について少しお話します。
矯正治療先進国のアメリカでは、アメリカ矯正歯科学会が矯正治療の初診年齢として7歳を推奨しています。
もちろん症状や条件によっても異なりますが、お子さんのお口の健康という視点で考えたときに、早い段階で歯科医師に診てもらうことはとても良いことです。
特に、次のような様子が見られたときには、注意が必要です。
- 食べ物をかみにくそうにしている
- 口呼吸
- 指しゃぶり
- 前歯が重なっている
- 口を大きく開けると顎の関節から音がする
- 前歯が出ている
- 前歯のかみ合わせが反対
- かみ合わせが悪いと感じる
- 上下の前歯に隙間がある
- いつも口を開いている
これらの仕草が見られたときには、一度当院にいらしてみてください。
歯とお口の健康を守るための
矯正治療
歯並びやかみ合わせを良くするための矯正治療は、長い目で見ると歯とお口の健康を守ることにとても大きな効果があります。実は、矯正治療のゴールはここにあるとも言えるのです。
かみ合わせや歯並びが悪いと、むし歯や歯周病になりやすいのです。なぜなら、歯をみがくのも上手にみがくことが難しくなりますし、そもそも歯ブラシが行き届きにくい場所が出てきてしまうからです。その結果、将来的に歯を失うリスクは当然高くなります。
また、顎関節症にもなりやすいことが分かっています。
大人になってからこのような症状を治療するためには、矯正治療よりも高額な治療費になってしまいます。
矯正治療には、『歯とお口の健康を守る』という側面もあるのです。
心の健全な成長のための
矯正治療
親御さんはお子さんに『美しい笑顔』を持って欲しいと願うでしょうし、お子さん自身も『健康でステキな笑顔』を持ちたいと願っていることでしょう。
また、歯並びやかみ合わせはあらゆる言語の発音や全身状態にも影響を与え、これがお子さん自身の自尊心にも影響を与えることになります。
日常生活の中でコンプレックスを感じてしまったとしたら、心から笑うことができなくなってしまいます。
美しい笑顔は、人に自信を与えます。
笑顔に自信が持てるということは、人生をより豊かなものにします。
ですから、美しい笑顔の価値を過小評価しないで欲しいと思うのです。